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映画鑑賞

2015-11-29

一昨日、先行上映された映画「007 スペクター」へ、家内を誘って出かけました。

この映画の通常の封切り上映は来週の12月4日からですが、007=ジェームズ・ボンド映画の熱烈なファンとしてはその日を待ちきれなくて、駆けつけた次第です。

シリーズ24本目となる今作は2時間半に及ぶ長編で、ボンドがメキシコ~ローマ~オーストリア~モロッコ~イギリス(ロンドン)を股にかけ、犯罪組織スペクターと対決する物語でした。

映画冒頭のメキシコシティでの「死者の日」パレードシーンとそれらの頭上で繰り広げられる軽量双発ヘリコプターによる曲芸飛行シーン、ローマ市街での超高級特別仕様車のアストンマーチン(DB10)とジャガーC-X75によるカー・チェイスシーン、オーストリアのアルプス雪山頂上のアクションや軽飛行機と車によるバトルアクションシーン、火薬の使用量でギネスブックに登録された映画史上最大といえるモロッコの砂漠での爆発シーンや、クライマックスの夜のロンドン・テムズ川でのボートとヘリコプターとの追跡シーンなど、スペクタクルいっぱいの迫力です。

21作目から始まったダニエル・クレイグ主演の007映画は、ボンドが007(殺しのライセンス)になる前のことから始まり、やがてライセンスを得て、敵と対決しやっつけるというストーリーでした。そして、今作では前3作のそれぞれの敵と今作の敵がスペクターという組織でつながり、それが007 映画の初期作品に登場したボンドの最大の敵「スペクター」となり、ボンドが彼らと対決していくようになるという結び付きを想像できる、クレイグ版007映画の集大成のような終わり方です。

映画エンディングのクレジットタイトルの最後には、いつものように「JAMES BOND WILL RETURN」と記されていましたが、次の作品がどんな展開をみせるか、楽しみとともに早くも待ち遠しくなります。

 

「007 スペクター」パンフ

「007 スペクター」パンフ