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お墓参り

2015-12-29

いつ買ったのか忘れてしまうくらい長い間使っていたハンド(クラッチ)バッグの内部の張り物がいい加減破けてきたので、年末になって新しい物に換えました。今度は、使い勝手が良くて、両手が同時に使えるようなショルダー形式のバッグにしました。

先日、早速に良い気分でそのバッグを持ってお正月用の花芝や花を準備して家内とお墓参りに行きました。墓地では正月を迎えるために参拝する人たちが多く見られました。

叔父の眠る本家の墓は墓地の奥まった所にあるので、そこへ行くには墓地の周囲を通る遠回りとなる道と他所の墓地の縁などを通って行ける近い道とがあります。

守っている四ヵ所の墓を早く済ませなければと思い、この日もいつもの近い道の、ある墓地の縁を通っていると、そこにいた年配のお爺さんが私に向かって、「ここは通路ではない、通るな。向こうの違う道を通れ」と発しました。いきなり言われて私も腹が立ち、「ここは昔からの通路で、墓(地)ではお互い様ではないか」と言い返しました。お爺さんの後ろでは彼の息子と思われる男性がバツの悪そうな表情を浮かべながら子どもと一緒に私たちの方を見ています。私も一瞬、「しまった、(息子や孫たちの面前で・・・)」と思いましたが、私の後ろを歩いていた家内が「すいません、通らせて下さい」と言って、その場は治まりました。

私もえてして感情を直ぐ言葉に出して(それも怒鳴って)しまいますが、お爺さんと出会って大いに反省させられた今年最後のお墓参りでした。

 

(ネット写真より)

(ネット写真より)