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初窯開き会

2016-01-11

昨日、臥牛窯の初窯開き会に家内と出かけました。

今回も、大阪から自家用車で駆け付けてきたSさんご夫妻、同じく姫路から愛車を駆って来たA君と一緒に新作作品を中心に見ながら楽しいひと時を過ごしました。SさんとA君は毎年、高速長崎自動車道下り線の金立SAで待ち合わせて来窯しているとのことでした。

恒例の初窯開き来場記念の「ぐい吞」をいただき、初窯振る舞いのつきたてのお餅や温かいちゃんこ味スープのうどんなどを賞味しながら、十四代の午郎さんの「ろくろ実演」や作品の数々を堪能しました。

午郎さんは、実演しながら、「大きな窯元では、茶碗は茶碗、湯呑みは湯呑みだけと分担作業で行われている」「ろくろがきちんと出来るようになるまでは、何年も(作品の)削りの作業はさせてもらえない」ことや、「臥牛の土は収縮率が高くて、一般的なものは11%程度だが、臥牛は22~23%位になる」「焼き物作品は大きく大物、中物、小物の三種類がある。御祖父さんの十二代は中物、小物が得意で、親父の十三代は手がとても大きくて、大物、小物、中物のどれもが上手であった。自分は手が小さいので、非常に羨ましく思っています。」などと、実演を見入っている50名あまりの者に話してくれました。

楽しみにしていた縁起物の「福袋」は、私たちの到着が遅くて既に完売していたので、記念に新作作品の手頃な「青地金魚文のコーヒー碗皿」を手にして帰ってきました。

 

十四代臥牛の「ろくろ実演」

十四代臥牛の「ろくろ実演」

「青地金魚文のコーヒー碗皿」

「青地金魚文のコーヒー碗皿」