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四月に入って

2016-04-04

四月に入るのと同時に、おふくろとの別れの時が近づいてきています。

おふくろは2月中旬にお腹の辺りが痛むと言って緊急入院。集中治療室で検査を受け、肺炎と診断され、その後、一進一退を繰り返していたのが31日未明に容体が急変しました。

妹から連絡を受け、福岡県遠賀郡にある入院先の病院へ向かう高速道路を走行中、お袋に対して自分の成長(育ててもらいながら)と共に、「母ちゃん」、「母さん」、時には「お母さん」、「あんた」、「お前」(これは、私の気持ちの中では“お前=母ちゃん”という愛称でした)、それから「おふくろ」、そして「おばあちゃん」と呼んできたことや、その当時の背景や出来事などを思い出していました。

2日間ほど家内と妹の所に泊まって病院と行ったり来たりしながら様子を見ましたが、予断を許さない瀬戸際の厳しい状況となっています。付き添っている間は、栄養が摂れずすっかりやせ細り小さくなってしまったおふくろの耳元で腹いっぱいの「ありがとう」の気持ちを伝えていました。おふくろへの呼びかけは、やっぱり、「母ちゃん!」の呼び方が一番です。