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熊本の地震

2016-04-16

一昨夜の熊本地震にはびっくりしてしまい、反射的に危険から身を守る行動を取れなかった自分を感じました。

夕食後、ちょうどテレビBS放送の番組「鉄道旅 九州新幹線 博多~鹿児島中央の春」で、女性旅人(リポーター)が途中の熊本駅や新八代駅などで下車し、近隣の春いっぱいの名所を探し訪ねる中に、かつて宿泊したことがあった日奈久温泉の木造3階建ての旅館が映ったりしたのを懐かしく思い、また、その後の同放送の「なんでも鑑定団」番組で、たった3千円で購入し、10年間放置していた花瓶に500万円の鑑定が出たのに驚いて、そろそろ入浴しょうかなと思っていた矢先の地震でした。

家内と、“地震だ!”と顔を見合わせ、何か行動しなければと思い、頭の中にはとっさにテーブルの下、津波?、原発?、など浮かびましたが、一瞬身体が動きませんでした。

熊本地方地震発生のニュースを知った千葉県在住の友人や長崎市内の方々などから心こもるお見舞いの電話をいただき、幸い、大きな揺れ(震度4)はありましたが、建物や家具、什器などに被害はありませんでした。

私たちも直ぐに、お世話になっている熊本御船町にお住まいの額装店経営の方に携帯電話を入れましたが、通じませんでした。翌日になって、自宅が停電し家族一同車の中で一晩過ごした、自宅は屋根瓦などに被害、錦町のお店の方は散乱した額などの後片付けでしばらくは休業します、との連絡が入りました。

大きな余震が相次ぎ、昨夜も新たな震源の大地震が発生して被害が拡大しています。熊本県の近隣県や市町村はもちろん、日本や世界の各地からいろいろな支援が被災地に寄せられています。私(たち)も何か出来ることを考えていますが・・・。一刻も早い被災者の救済支援と、一日でも早い被災地の復興を願わずにはいられません。