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雲仙の想い

2008-12-10

子供の頃、雲仙の麓の町に住んでいながら雲仙へ出かける機会は少なく、小学生の時に妙見岳へ登山したことや高校時代に夏の学習合宿でホテルに1週間ほど缶詰になったことを思い出すくらいでした。

しかし、美術館を開館してからは所用で2ヶ月に一度は雲仙へ出かけるので、今はとても身近に感じています。昨年の冬には霧氷ツアーに参加しようと早朝、集合場所の雲仙温泉街まで出向いたのですが、仁田峠へ上る有料道路が積雪のため通行禁止となり泣く泣く諦めることとなりました。その時にツアーガイドをお願いしていたのが、雲仙で長崎初となるプロガイド「さるふぁ」の代表・佐々木さんです。雲仙の自然や歴史が大好きだと言う佐々木さんの「さるふぁ」(硫黄という意味だそうです)は活動2年目を迎えて、ますます魅力あるツアーを企画し観光客を楽しませ頑張っておられます。

本館常設展示の小﨑侃先生も雲仙を題材とした作品や雲仙観光の温泉ポスターなどを多数制作されています。それらの中で、当館では地蔵さんと普賢岳を組合わせた「雲仙火山シリーズ(全9枚)」や、吉井勇の歌をモチーフにした「雲仙地獄」等の作品を展示したり、また一部を販売しております。一度、手に取ってご覧になってください。

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小﨑侃「雲仙火山シリーズ 祈り地蔵」

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「雲仙火山シリーズ 野の地蔵」