山本美術館

読書好き。

厳しい冷え込みとなった先日、久々に公共交通機関を利用して長崎市内まで出かけました。乗車中の1時間余りを浮世絵創始期を代表する「岩佐又兵衛」について書かれた文庫本を読みながら過ごしました。

最近は自分で運転する機会が多いので、乗り物の中で読書をすることはほとんどありません。東京在住時は移動手段として地下鉄やＪＲを利用していたので、必ず文庫本をバックに入れておき、車内で読書することが楽しみの一つでもありました。時には、内容に夢中になりすぎて乗り過ごし慌てたこともあります。

今は、日常生活の中で読書するのは就寝前のほんの一時で、読書は睡眠を誘う薬のような役割となっています。

この岩佐又兵衛の本は父の書斎から拝借したものですが、父は本が大好きです。浮世絵関係の書籍や雑誌を始め、文学や映画関係の本などがたくさん書棚に並んでおります。

父は本屋さんに行くと2,3時間は平気で遊ぶ(物色する)ので、家族で街へ出かけた時には、父を本屋さんに置いて、私と母が別のお店や場所で買物を済ませて戻っても、まだ楽しそうに本を選んでいるといった感じです。毎月かなりの書籍と新作映画のＤＶＤを購入するのが、父の小遣いの使い道になっています。