花鳥十二ヵ月の文月の絵皿は「朝顔に雄鶏」で、この絵皿シリーズの中でも特に目を惹く一枚です。
夏の朝を連想する朝顔は青と白色の大輪の花を広げ、朝の訪れを鳴いて教える雄鶏は鶏冠が鮮やかで堂々としています。遠い昔にこのような原風景を見たような雰囲気にさせてくれます。(N)