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キンモクセイ

2016-10-19

そろそろかなと期待していた庭木のキンモクセイの香りに一昨日早朝、気づきました。

早速、木に近寄ってみると、今年も小さな黄色い花をたくさんつけていて、花に顔を近づけると甘くて強い香りが漂い、秋の訪れを実感します。

キンモクセイの花言葉はその香りと花の姿に由来し、謙虚、謙遜、気高い人、陶酔、初恋などと言い、「謙虚、謙遜」はキンモクセイの強烈な香りの素晴らしさに比べ、花が小さくつつましいところからきているとのことで、納得です。

また、花の香りは害虫の忌避効果があるとのことです。 香りの成分のひとつである「ガンマデカラクトン」が、アブラムシ、ダニ類、コナジラミやモンシロチョウなどを寄せ付けないということがわかっているそうです。そう言われれば、これまで何年も庭木の消毒を行ってきましたが、キンモクセイでは目立った害虫はほとんど見ませんでした。

キンモクセイの香りは日毎に強くなってきています。美術館や私たちの周りにたくさんの幸せをもたらしてくれるように、これからも大事に育てていきたいと思います。

 

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