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熊本訪問

2016-10-31

先日、熊本地震後初めて島原港から熊本港へフェリーを利用して当地を訪れました。

お世話になっている額装店は外見も室内も元の姿の状態になっていましたが、お店の近くには震災から半年以上経つというのにまだ屋根瓦が一部落ちていたり、屋根をブルーシートで覆っているところも何ヵ所か見られました。

聞けば、地震直後は店内へは工房の裏口からしか入ることができなくて、表の玄関までの10数mの距離を倒れて散らばった額装材料や作業机などを除けながら1時間余りかかったが、幸いにも窓ガラス等に被害はなく、また製品も比較的少ない被害でよかったとのことです。しかし、御船町にあった自宅は被害がひどくて解体してしまったとのことで、震災直後は「水のないこと」に一番不便を感じたとのお話でした。

所用を済ませ、帰りの最終フェリーまで時間があったので、途中にある動植物園へ寄ろうと車を走らせましたが、動植物園は地震被害の為あいにく閉園中です。園の前の道路は100mくらいに亘って中央線に亀裂が入りその片方は少し陥没したままの状況です。閉園中のことはすっかり忘れていました。同乗していた家内と陥没した道路を目の当たりにして、早くフェリー乗り場に行って時間を潰すことにしました。

先日は、鳥取中部で、また世界的にはイタリア中部でいずれも震度6を超える大きな地震が発生しています。備えあれば憂いなし、改めて心したいと思います。

 

(ネット写真より)

くまモンがんばれ (ネット写真より)