健さんのデビュー映画
2016-11-19
今月中旬に発売になった高倉 健主演の映画デビュー作「電光空手打ち」と「流星空手打ち」の連続もの(共に1956年制作)DVDを、初めて観ました。
長髪の健さんが空手とは何かと悩み、やがて「流星の型」を取得し、恩師たちを救う内容でしたが、私にとっては任侠映画の高倉健のイメージが強すぎて、健さんの初々しい演技云々の前に、東映は何でこんな映画を創ったのだろうかと、ちょっとがっかりしました。
同時に発売された任侠もの終焉時期の主演作「望郷子守唄」は、母の戒めの言葉を胸に実直に生きながら、渡世のしがらみからドスを片手に殴り込みにいくという、いつもの任侠映画のパターンです。
この作品も初めて観ましだが、主題歌の「望郷子守唄」は早くからCDなどで聴いて知っていて、時たま車の運転中などにメロディーを口ずさんでいました。劇中の情あふれる母親役の浪花千栄子とのやりとりを、涙をにじませながら見入りました。