イノシシと危機一髪
先日は、ジョギング中に大きなイノシシと出くわしました。
何時もの山間農道コースを少しへばり気味になりながら折り返して下り坂を帰る途中、左側(橘湾側)の藪の中で何かゴソゴソする音がしたので、また野鳥か何かがいるのだろうなと思い少しスピードを落としたら、突然、10mくらい先のガードレールの下から黒くて汚れた毛が逆立った私の胴周りの三倍位の大きさの野生イノシシが道路を横切ろうとして姿を現しました。
びっくりして立ち止まると、イノシシも私に気づいたのか、約6m幅の道の真ん中付近で止まって私の方を振り向き、視線がぴったり合ってしまいました。
一瞬、頭の中が白くなりかけましたが、ここで目を逸らしてはだめだと、瞬きしないでかーっと睨み付けました。頭の中では、「突進して向かってきたらどうするか」、「避け切れるか?」、「イノシシは一匹だけか、他にはいないか」、「近くに棒切れはないか、投げる石はないか」などの思いがぐるぐる回りますが、睨み合っている視界の範囲には投げられるようなものはありません。ほんの3、4秒の睨み合いだったと思いますが、イノシシが先に視線を逸らせて側溝を跨いで上方の山の藪中へ入って行きました。
ホッとしながら、イノシシが出てきた所と入り込んだ跡を見ると、藪が踏み固められていて獣道になっています。
幸いに、今回は被害がなくてすみましたが、こんなに大きな野獣のようなものが人家や農地や国道の直ぐ近くをウロウロしていると考えると、私の干支はイノシシですが、具体的な駆除対策や車の運転などに細心の注意を払わずにはいられません。