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「長崎版画と異国の面影」展

2017-03-13

東京の知人から先日、板橋区立美術館で開催中の「長崎版画と異国の面影」展の図録を送って頂きました。

江戸時代に長崎で作られた長崎独自の版画は現存数も少なく、また作者や版元も分からない作品が多く見られますが、鎖国時代に唯一海外との窓口であった長崎港に停泊する貿易船や外国人の様子を描いたものから、江戸浮世絵の影響を受けた風景版画などがあります。

今回の企画展には長崎歴史文化博物館の所蔵作品の中から約50点が貸し出しされたそうですが、当館でも長崎古版画を何点か所蔵していて、これまで何度か企画展を催しました。今後も機会をみて展示紹介していきたいと思っております。(N)