長崎県美術館 牧野宗則展
2009-02-02
長崎県美術館で開催中の『牧野宗則「有明海シリーズ」』(~4/21まで)を鑑賞しました。
牧野宗則氏は、浮世絵の伝統木版画に魅せられ、自画・自刻・自摺の創作版画家として活躍しておられます。
静岡出身の牧野さんが初めて目にした「有明海」は、それまで見てきた海とは異なり、濁り澱んだ海だけれど、朝~昼~夕と時間の経過に伴い姿を変える有明海に感動し、有明海シリーズを発表されたそうです。
今回展示の18作品からは、いずれも山の影や大気が醸し出す有明海にうつろう色彩を、とても幻想的かつ緻密に表現してあるのを感じました。
「光る道」