山本美術館 > ブログ > 鍋島邸の緋寒桜

鍋島邸の緋寒桜

2009-02-24

国見町神代小路にある国指定重要文化財の「鍋島邸」。その一帯は疎水が流れ、屋敷を囲んだ生垣は整然と刈り込まれています。歴史を偲ばせる静かな町並みを散策すると、梅の枝先で遊ぶ何羽ものメジロの合唱が聞こえてきます。

今回、ここで「第3回緋寒桜の郷まつり」が行われていたので覘いてみました。雨天のため、残念ながら22日の郷土芸能大会は中止となりましたが、樹齢80年の立派な緋寒桜はほぼ満開を迎え、鍋島邸の一角に今を盛りに堂々と咲き誇っていました。

元禄期の建築物「鍋島邸」の庭園面積は約3000㎡におよび、しだれ桜や松の木、滝跡や飛び石などで見事に構成され、城址の小高い庭からは有明海を望むことが出来ます。ボランティアガイドの方々が、その歴史や写真スポットなどを親しみやすくガイドして下さいました。

緋寒桜は3月上旬まで、5月には庭園のつつじが見頃とのことで、古い歴史を刻む鍋島邸は素晴らしい雲仙市の文化遺産です。皆様も是非お出かけ下さい。

1235440898_CIMG4439-1

神代小路

1235440898_CIMG4433-1

梅枝のメジロ

1235440898_CIMG4457-1

鍋島邸 長屋門

1235440898_CIMG4479-1

鍋島邸庭園

1235440898_CIMG4466-1

しだれ桜

1235440898_CIMG4517-1

鍋島邸と緋寒桜