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水仙

2017-12-15

12月最初のいけばなでは、水仙の一種活けをしました。

根元にある白い部分の袴から葉と花全部を外し、形と長さを考えて、外にくる葉から袴に戻していきます。スベリが悪いと入らないので、茎から出るヌメヌメした液を付けて差し込んでいきます。地味な作業をしてようやく出来上がります。

白い水仙の花言葉には「尊敬」があるそうです。どんな花材でも魔法の手で素晴らしいいけばなを活ける先生を尊敬しますが、先生はこのような侘び寂びのいけばなに興味を持つ子どもが少なくなったと話していました。

すっきりとしたシンプルな水仙の一種活けは、心が真っすぐに清らかになるようで好きです。(N)