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健さん、もういちど あなたへ

2018-03-09

高倉健が2014年11月にこの世を去って、早くも3年余りが過ぎました。

先月、高倉健最後の出演作となった東宝映画「あなたへ」について、監督や共演者等へのインタビューと、映画配給元の宣伝担当者が綴っていた〝撮影日誌〟を元にまとめた内容の本「もういちど あなたへ 追悼 高倉健」が出版されました。

インタビューでは降旗康男監督を始め、共演者の草彅剛と余貴美子、それに脚本家や東宝常務取締役、撮影監督、東宝プロデューサーの7人を取り上げ、映画制作当時のエピソードや今の思いを聞いています。

インタビューの中では誰もが高倉健が映画というものをこの上なく愛し、饒舌でユーモアがあり、何事にも真摯な態度で向き合う姿にいかに心惹かれたかなどを語っています。また撮影日誌では、毎日の撮影の様子が細かに記載してあり、映画のシーンの一コマ一コマの裏側がよく分かり、今後DVDを観るのがより楽しくなりました。

 

 

「もういちど あなたへ 追悼 高倉健」(石飛徳樹編著 朝日新聞出版)