大野正信 創作行灯(あんどん)展
2009-03-31
長崎歴史文化博物館の奉行所ゾーン書院の間で、趣味で行灯作りをされている諫早市飯盛町にお住まいの大野さんの作品約50点を展示した展覧会が開催されています。
ご案内を頂き、展示会初日の昨日、鑑賞させていただきました。
古布と廃材を利用し、六角形や変形、円形などの凝った形状に古い着物地を張った行灯は、書院作りの間と日本の伝統工芸品「行灯」がぴったりと相成り、作品一つひとつが優しい光を照らし出しています。
今回特に目を惹いたのは、水墨画や浮世絵風の着物柄の中で、大野さんが気に入った部分だけを切り取り仕上げた作品でした。お気に入りの古布を探すのが一番大変と話されていましたが、古布探しに遠く京都までも出かけるほどの徹底振りで、趣味の域を超えた作品が優雅に並んでいました。
4月5日(日)まで開催中です。