山本美術館 > ブログ > 菊の仏壇花

菊の仏壇花

2018-06-05

母の知人から先日、自宅の改装工事に伴い、仏壇が玄関を入って直ぐ見える場所に移動したので、来客時に仏壇の花が枯れたり元気がないのが見えてしまうのが気になり、またお花の入れ替えも頻繁にできないのでプリザーブドフラワーでお花を製作して欲しいと依頼がありました。

花瓶は使用している仏壇の物に、菊を使ってとにかく本物(生花)を活けているようにして欲しいとのことです。これまで仏花は幾つも製作していますが、お供え用の小さなものやバラを使った洋風なものが多かったので、(活け花を長年続けているので)ここは腕の見せ所と思い頑張りました。

プリザーブド加工された菊は生花そのままに美しいのですが、現在、ヘッド(花の部分)だけしか販売してなくて、アーティフィシャルフラワーの菊の葉を一枚一枚付けていきました。そして同じくプリザーブド加工された樹蘭という葉を加えました。出来上がりは生花そのままに自然な仕上がりとなり、注文された方にも  ‟本物ですね!すごい!” ととても喜んで頂きました。

仏壇の毎日の水替えや花替えが難しい方には、特に重宝するプリザーブドフラワーのお花はいつも綺麗な状態で長持ちして、ご先祖様にも喜んで頂けるお花だと思います。(N)