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兎の「ウエンディ」

2018-11-11

私たち三姉妹が、子どもの頃に飼っていた真っ白の兎の名前は「ウエンディ」。記憶が曖昧ですが、この兎は祖母が何処からか貰ってきたのを飼い出したように思います。

先日、両親の学生時代の友人ご夫妻が美術館に寄って下さいました。その子ども(長女)さんが2才の頃のある日曜日、一家で千々石の自宅へ遊びにみえたことがあります。子どもさんは兎と触れ合うのは初めてのことで、可愛く思って、自分の手をウエンディの方へ差し出しながら遊んでいる時、突然、指先をウエンディから噛まれてしまいました。慌てた両親たちは休日当番医院の所を探して、子どもさんを南串山町の担当医院まで連れて行き、人差し指を一針縫う治療をして貰ったことがあり、心配して待っていた私たちも大事にならずにホッとしました。ご夫妻と何十年か振りに会って、ウエンディのことを思い出しました。

小さい頃、私たちが飼っていた犬の名前は「ジョン」、金魚は5匹だったので「ぱ,ぴ,ぷ,ぺ,ぽ」、そして兎が「ウエンディ」、インコが2羽で「ミヨとケンタ」、いずれも名付け親は2才上の姉でした。

普段とても大人しく、私たち三姉妹がもみくちゃにして庭で一緒に駆け回ってもお利口さんの可愛いウエンディが、どうしてそんな事をしたのか分かりません。それからしばらくして、ウエンディはなくなってしまいましたが、後で父から、外に出して飼っていたので当時何度も続いた雷と稲光に目をやられたのが原因ではなかったかと聞きました。(N)

 

(ネット画像より)