山本美術館

年の瀬を迎えて

今年も残すところ二週間足らずとなり、いよいよ平成１９年も押し迫ってきました。気持ちも何か忙しくなってきております。

年の瀬を控えた先日は佐世保市で銃乱射事件があり、またしても何の罪もない尊い二人の若い命が奪われました。人の世が、地球温暖化と相まって何か狂いつつあります。事件の捜査が進むに連れて、犯人の銃砲所持やこれに関する警察の説明にも釈然としない多くのものを感じます。今年は観光・長崎県が、犯罪県・長崎への道を進んでいるようなことがたくさん起きて、たいへん悲しく思います。

私たちが子供の頃に、れんげ畑の中で無邪気に寝転んで遊んだり、小川でびしょ濡れになりながらメダカを掬ったり、正月明けは赤々と燃える鬼火を囲んで姉妹でお餅を焼いたりしたようなことを、大人はともかくとして、今の子供たちにも経験させたいものです。