万年青
2019-01-27
今年も「万年青」を活けました。
毎年一度稽古する万年青は池坊華道では7種伝の一つです。「年中青くて枯れることがなく千々孫々まで繁栄する」 ということで、お正月や祝儀の花として生けられます。しかしお稽古では、正月前には価格が高騰するので正月が過ぎ値が下がった頃に花材として登場します。
万年青は真、副、体ではなく、 立葉、露受葉、前葉といい、真っ赤な実を包み込むように出生に準じて活けます。練習では10枚の活け方、8枚の活け方をそれぞれして、美術館には恰好のつく8枚で飾りました。
青々とした万年青は空気感を綺麗に清めてくれるような感じがしてとても好きです。(N)