山本美術館 > ブログ > 熊本へ

熊本へ

2019-02-13

晴天に恵まれた振替休館日の昨日は、両親と熊本の額装店へ出かけました。

私は震災後初めて、両親は2年振りの訪問です。島原外港からオーシャンフェリーに乗り、快適のうちに到着しました。

早速、1階の額装展示スペースでたくさんのフレーム見本から、所蔵品の額とお客様から依頼されていた油絵の額を選びました。その後、2階の美術画廊に移動して、様々なジャンルの凄い展示作品の中から販売用の作品を数点選びました。

額装店のオーナーとは私たちが美術館を開館する前から親しくお付き合いをしていますが、オーナーも額装店を開いて20年が過ぎたそうで、若いと思っていたオーナーも50代になったと話していました。熊本の震災ではお店もかなりの被害を受けましたが、いつも前向きに感性を磨いていて、和洋どちらの額装もセンスが良く、作品をより引き立ててくれるものを提案して下さいます。

展示作品の鑑賞に名残惜しい気持ちはいっぱいでしたが、額装店の近くでランチを取った後、熊本城へ寄りました。久しぶりに訪れた熊本城周辺は随分整備されていましたが、お堀外の二の丸・天守閣歩行ルートを歩き、宇土櫓と大きなクレーンを使って工事をしている本丸御殿を見ました。お城には震災被害がまだそのままの形でたくさん残っていて心が痛みました。その後、震災後にお城入り口に出来たお土産ショップの城彩苑・わくわく座でお土産を買い、予約通りのフェリーに乗って帰路につきました。

今日は、久しぶりに額装店のオーナーとお喋りができ、良い作品とも巡り合え、また両親とも一緒に外出ができて、充実した休館日になりました。(N)

 

   
 熊本城の宇土櫓と工事中の本丸御殿  未申櫓と両親