山本美術館 > ブログ > 何となく、歎異抄

何となく、歎異抄

2019-02-25

先日から、初めて「歎異抄」を全文読み終えました。

いつも行く書店のたくさん並んだ書棚の中に、背表紙がひときわ鮮やかな本が目に留まりました。取り出してページをめくると、何より文字が大きく眼鏡をかけなくても読めて、またこの一年余り月一度、浄土真宗のお寺で法話を拝聴している親鸞聖人の教えが分かりやすく解説してあります。

最初に原文を目読し、次に意訳を読むという順序で読み進め、また住職さんの法話等でその時はよく理解できなかったものがなるほどこういう意味だったのかと改めて分かる部分もありましたが、それでも難解な文意がたくさんありました。

よく分からないところは繰り返し読み直し、小学生の孫息子のように音読までしてみましたが、頭の回路のせいか歳のせいか、簡単には理解できません。でも、声に出して読んでみると、何となくテンションが上がってきて良い感じになりました。

今後も、この本は身近において、折に触れて読み返していこうと決めました。

 

「歎異抄をひらく」(高森顕徹著 1万年堂出版)