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箱根関所

2009-06-13

江戸時代、徳川幕府は全国に53ヶ所の関所を設け、「入り鉄砲に出女」つまり江戸に入る武器類と江戸から出て行く女性を取り締まっていました。その中で、箱根関所は入り鉄砲の検査は行っておらず、出女に厳しい関所だったそうです。

昭和58年に静岡県の江川文庫から箱根関所に関する詳細な資料が発見され、それを基に発掘調査が行われました。その後、御門や番所、厩などの建物、調度品や武器・武具などの復元並びに周辺の環境整備を行い、140年の時を経て再び箱根関所が現在に姿を現し、箱根の新たな観光スポットとなっています。

資料館では、高札や通行手形、大石内蔵助の宿泊帳簿などの記録を見ることができ、江戸時代の歴史を偲びながら箱根を後にしました。

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江戸口御門

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上の間の鉄砲や弓

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大番所・上番休息所