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新春の嬉しいサプライズ!!

2008-01-15

先週、一つの小包が届きました。送り主をみると「深沢幸雄」となっています。宛先が父の名前になっていたので、一度はそのまま置いていたものの、直ぐにもう一度手に取り送り主の名前をよくよく思い浮かべても、あの深沢幸雄さんしか思い当たりません。山本美術館名も記載してありましたので、これは開封してみようと開けると、一冊の図録と手紙が入っていました。

「深沢幸雄」と聞いてすぐにピンとこられた方は、かなりの芸術、また、山本美術館ツウです(笑)。そうなのです!。当館で昨年、特別企画展「深沢幸雄銅版画展」を開催しましたが、その深沢幸雄先生ご本人からの小包だったのです。

その手紙は、巻紙風の和紙に筆で書かれた立派なもので、その直筆の手紙自体も一つの作品になっていました。銅版画だけに留まらず、陶芸や書などの活動と幅広い分野に秀でた芸術家ならではの手紙だと感嘆しました。

昼間は滅多に職場の父に電話をすることはないのですが、嬉しくて嬉しくて直ぐに電話で報告しました。その日の父は、いつもより早い帰宅でありました。

深沢幸雄先生 (「版画芸術」89号より)

深沢幸雄先生 (「版画芸術」89号より)