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川遊び

2009-08-12

夏と言ったら水遊び。

私が子供の頃は、庭にビニールのプールを張ってもらい水遊びをしたり、近所を流れる綺麗な川によく遊びに行ったものです。

浮世絵に描かれた水遊びをする子供たちを見てみると、魚すくいや水鉄砲でいたずらをしながら遊んでいる子供たちが生き生きと、またそれを見守る母親たちの姿が微笑ましく描かれています。

江戸は水の都で、綺麗な水がふんだんに流れ水運にも生活用水にも、夏は遊び場にもなっていたそうです。

先々週、東京から遊びに来た両親の大親友家族の孫二人は、東京で生まれ育ったため川遊びをしたことがなく、長崎での希望の一つが川遊びをすることでした。そんなリクエストに応えた父が、隣町・故郷の千々石川に連れて行きました。橘神社入口に架かる軍神橋の下は水量が豊富で水の綺麗な場所です。ここら辺り一帯は河川公園に整備されてあります。子供たちは、ここで喜び勇んで貝を採ったり、魚取りに挑んだり、泳いだりと川遊びを満喫しました。

たくさんの川貝と小魚を大事に持ち帰って、私に誇らしげに見せてくれました。ちょうど来館されていた常連の方にも解説付きで得意になって見せていましたが、「これはタニシ!田んぼにたくさんいる。」と言われて、子供達は??顔、私は大爆笑。何はともあれ子供たちにとっては立派な貝に変わりはなく、自慢の捕獲物でした。

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「すな鳥子供達」 菊川英山 くもん子供研究所蔵

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現在の子供達