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頼山陽 橘湾で台風遭遇

2009-08-26

今から約200年前のこと、頼山陽は九州遊歴の際来崎し、長崎・茂木港から熊本・天草へと渡る航海途中に橘湾で台風に遭遇しました。1818年8月26日、191年前の今日の出来事です。

頼山陽は、台風から危機一髪難を逃れ、私の故郷・千々石町に漂着し一泊しました。その時の様子をしたためた「鎮西の旅」という五言絶句の漢詩を題材にした小﨑侃先生制作の襖絵が自宅和室にあります。片側4面の襖に、頼山陽が千々石灘で遭遇した台風の荒れ狂う波濤を墨の濃淡で豪快に描いた気迫みなぎる作品です。機会があれば展示したいと考えています。ご期待下さい。