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「長崎くんち」へ

2009-10-10

長崎くんち後日の9日、両親は小﨑侃先生のお誘いを受けて先生ご夫妻と午前中に行われる最後の奉納踊りを観に諏訪神社へ出かけました。

桟敷席に到着した4人は観客の多さに驚きわくわくしながら開始を待ちます。8時20分、最初の踊町・元船町「唐人船」の登場で幕が開き、船の曳き手衆が勢いよく回す船に乗った子供たちが体全体を使って大波を表すような仕草でリズム良く鉦を打ち鳴らします。観ている方も自然と手拍子に力が入ります。次に上町の「本踊り」、油屋町の「川船」の出し物、続いて筑後町の「龍踊り」は煌く銀色の白龍と2匹の青龍が踊り場会場を目一杯に使って華麗に舞いました。次は57年ぶりに参加の今篭町の「越後獅子」、最後を飾ったのは鍛冶屋町の「宝船七福神」で、七福神は人形と見間違えるように綺麗だったと言い、また6トンもある宝船を7回半回しで「もってこい」コールに四回も応えて最高潮のフィナーレだったと言います。各踊り町は手ぬぐいを結んでおひねりと一緒に客席に投げますが、父はこの縁起物を一本拾うことが出来ました。生で観る奉納踊りはあっという間に過ぎてとても感激したそうです。

昼食をお諏訪近くで済ませた後、酔い覚ましを兼ねて侃先生と両親は伊良林から龍馬通りを上り、若宮神社や亀山社中記念館等を見学、風頭公園の龍馬像近辺を散策し、先生のご自宅で休憩させていただき帰宅しました。

長崎に住んでいてもくんちを桟敷席で観ることはほとんどなく、日本三大祭の一つで長崎最大のお祭りを実際に体験して感動の一日だったとのことです。

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諏訪神社・桟敷席にて。左から侃先生・奥様・母

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諏訪神社から宝船が下る場面をバックに。右は父

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元船町「唐人船」

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筑後町「龍踊り」