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「ありえ蔵めぐり 秋の陣」へ

2009-10-19

モニュメント除幕式の後、南島原市有家町で開催されている「ありえ蔵めぐり 秋の陣」へ出かけました。酒蔵、みそ醤油蔵、そうめん蔵などを公開した蔵めぐり、古きよき昭和の香りが漂うようなレトロな町並みの地域です。

まず参之蔵・みそ醤油蔵の「喜代屋商店」へ。「スプーンdeみそ汁」という味噌スープの素を使った豚汁とドレッシングを試食し、販売のお兄さんから丁寧なレシピを教わりました。手軽さとマイルドな味が気に入りました。また、ここの人気商品は「しょうゆアイス」とのことで、見た目はバニラアイスなのですがお味はほんのり醤油味!?というよりもキャラメル味に近く濃厚で美味しくいただきました。

次は喜代屋商店の近くにある弐之蔵「浦川酒造」へ。広い土間を開放し手作りパンや和風小物なども販売されています。ここでは粕汁が振舞われていました。おしゃれなボトルが気に入って、清酒「時代の酒」を購入しました。

最後に壱之蔵「吉田屋」へ。小﨑侃先生デザインのラベルが使ってある純米吟醸酒「普賢の夢」で吉田屋さんの名前は知っていたのですが、今回その広い蔵を見学しご主人とお話しをさせて頂きました。この「ありえ蔵めぐり」は吉田さんの発案で始まったイベントとのことです。古いブリキの看板、クラシックカーやクラシックバイク等も展示され、年に一度は蔵元コンサートを開かれて町興しに尽力されておられます。

「ありえ蔵めぐり」は、有家特有の庄屋の町家を一般に開放し、日本人が好む昭和レトロな雰囲気を上手にアピールされています。私も雲仙市の町づくりに微力ながら参加させて頂いておりますが、とにかくまずは自分の住む町をよく知り、町が持っている独自の資源を有効活用したPRの仕方が重要なポイントだと感じました。

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浦川酒造

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吉田屋のブリキ看板の展示室

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左が侃先生デザインラベルの「普賢の夢」