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薩摩黒切子

2009-10-22

先日、長崎市内百貨店で開催されていた「薩摩切子と薩摩ビードロ展」を鑑賞しました。

瑠璃色や赤色など色とりどりの「薩摩切子」の復元品や薩摩ビードロが展示販売されていました。その中でもひときわ光り輝いていたのが「薩摩黒切子」です。

切子ガラスは、透明ガラスに色ガラスを全体的に巻きつけライトを当て透かしてカットしていきますが、黒色ガラスの場合はライトを通さないので、勘でカットするしかないそうです。この黒切子は2006年から制作が始まり、現在、制作出来る技術を持った作家は弟子丸努さん唯一人で希少性があるとの説明を受けました。

独特の輝きを持つ薩摩黒切子、ひねりの入ったグラデーションカットがとても素晴らしく高級感がありました。いつの日か黒切子のワイングラスを入手し、それで大好きなワインを優雅な気分に浸って飲みたいと考えている私です。

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