山本美術館

第３回　市民講座

本日午後、当館で平成２１年度 市民講座『UNZEN』「美術館へ行こう！」の３回目(最終回)を開催しました。

今回は、開催中の特別企画展「浮世絵美人画と小﨑侃美人画展」に合わせ、浮世絵～新版画～現代と木版美人画を時代に沿っての解説です。百花繚乱で艶やかな浮世絵美人画に始まった美人画は、温故知新を繰り返しながら発展伝承し、いつの時代にも人々に愛されて、日本人女性を最も美しく表現するには木版画の技術が最適であることなどを説明し、橋口五葉についてのDVDを観賞しました。また、常設展示の北斎の富嶽三十六景や広重の花鳥画等の解説を行いました。

講座の終わりには、今回３回の講座を通してのアンケートで、「日本美術の素晴らしさを改めて感じた」「山本先生のお話が、ソフトな語り口調で気品があり、話に引き込まれた」「貴重な作品とともに詳しく解説を頂き感激した」「作品を観る目が違ってきた」などといった感想を頂き、たいへん有り難く思います。

当館では常時、展示作品の解説を行っております。ご来館の際にはお気軽に声かけて下さい。