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H先生ご夫妻を訪問 -(2)

2009-12-02

2日目は、先生ご夫妻に桜島のご案内を受けたとの報告です。父にとって初めての桜島は、同じ溶岩石でも桜島と私たちが住んでいる雲仙岳の物とでは噴火の歴史や規模が関係するのだろうがぜんぜん違っていたと言っています。また、湯之平展望所から身近に見上げる桜島の噴火跡の岩肌や、錦江湾を挟んで眺望する鹿児島市街の地形と町並みには自然の壮大さや摂理を感じられずにいられないとも・・・。

桜島を半周して大隈半島に出た後はお酢の工場見学に連れて行ってもらい、酢物料理が好きな母にはたまらなかったようです。母は工場を案内する人が原酢を甕から取出し見学者に手のひらで味見させ説明している所に試飲のコップを持って行き、「これに注いで下さい」と言って説明の方をびっくりさせていた、と父は笑っていました。

それから、時間の関係で次回の楽しみにと松下美術館(個人美術館)の場所を案内してもらい隼人町のホテル京セラへ移動して、先生の娘さんご一家と合流します。そして、ホテル内のレストランで行われた先生の奥様の誕生祝の食事会に両親も同席させていただきました。

その後、先生から美術館用にと貴重な深澤幸雄の銅版画や富本憲吉関係の書籍、中国版画関係の本などをお土産に頂いて帰途につきます。途中、親友がいる嬉野のホテルへ寄って入浴と食事を済ませ夜になってからの帰宅でした。往復とも父一人の運転だったそうですが、先生ご夫妻と有意義な時間を過ごしてきた両親にあまり疲れた様子はなく、早くも次回の訪問を楽しみにしているようです。

1259709316_CIMG7227-1湯之平展望所からの桜島

1259709316_CIMG7235-1原酢の甕が並ぶ中で