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オランダ旅行記ー(12) エッシャー・イン・ヘット・パレス

2010-01-17

ここは、錯視の効果を用いた作品を数多く残したオランダの版画家「M.C.エッシャー(1898-1972年)」の作品を集めた美術館です。

1、2階は木版画やリトグラフが展示されてありました。有名な作品「ウォーターフォール」は、塔の上から流れ落ちる滝の流れを追っていくと、水路を流れていつの間にか塔の上に辿りつき再び滝となって流れ落ちるという永遠に流れ続ける滝を描いたものです。思わず我が目を疑い、もう一度滝の流れを辿りましたが、このような何とも不思議な絵を「だまし絵」ともいい、エッシャーは非常に独創的な作品を作り上げています。この他に、魚や鳥を図案化し画面全体に隙間なくからみあって反復されるといった精緻で洗練された図柄の作品などを鑑賞しました。

3階には、3D眼鏡をかけてエッシャーの絵の世界を散歩するバーチャル体験コーナーがあり、大人も子供も声を上げてはしゃぎ面白がっていました。

不思議の世界を体験してもらおうと、両親へのお土産にエッシャー作品がプリントされたTシャツを購入しました。

かなり頭の中は混乱しましたが楽しく見ることができ、そして普段使わない脳内の部分が刺激されほんの少し柔軟になったように思います。

1263689400_CIMG7674-1エッシャー・イン・ヘット・パレスの外観

1263689400_CIMG7672-1館内の展示

1263689400_NONALNUM-A5A8A5C3A5B7A5E3A1BCC2ECM.C.エッシャー 「Waterfall」

1263689400_NONALNUM-A5A8A5C3A5B7A5E3A1BCA3B2M.C.エッシャー 「Drawing Hands」