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オランダ旅行記-(20) オランダの食と交通

2010-01-26

旅行中の食事も楽しみの一つです。オランダというと一般的にチーズを思い浮かべると思いますが、伝統料理は質素で気取らず美味しいものだと言われています。今回の旅行中、ランチにはなるべくオランダ料理を選ぶようにして、ハーシェやパネクック、クロケットなどの代表的な食べ物を頂きました。

ハーシェは肉と野菜の煮込み料理で、ライデンでは独立記念日に食べるそうです。パネクックはパンケーキのことで、クレープのような生地の上にハムやチーズ、りんごなどの具材を並べて焼いたもので甘いシロップをかけて食べます。その組み合わせにはびっくりしますが、見た目以上に美味しいものでした。クロケットは外がカリカリとしたクリームコロッケで食パンに挟んで食べます。また、日本でお馴染みのオランダビール・ハイネケンでは、アムステルダムの古い醸造所を改装して「ハイネケン・エクスピリアンス」という見学施設が作られていました。ここでは、地元の人々がビール片手にゆっくりとお喋りしながら食事を楽しむ食事風景があちらこちらで見られました。

また、アムステルダムの街は右側通行で、道路中央に路面電車、その隣横から自動車用道路(タクシー専用待合所)、自転車用道路、歩道の順に整備されていて交通渋滞防止や事故防止につながっているようです。私は移動手段にほとんどタクシーを利用しましたが、二度ほど乗車拒否に遭いました。というのが、次の予定(訪問先)を組んでいても地理がよく頭に入っていないので距離感が分からず、「エルミタージュ美術館までお願い」と言うと、そこの角を曲がったところとの返事。「アンネの家まで」とお願いすると、3ブロック歩くと在るからと言われる始末。それでも歩くと結構な距離なのですが、オランダの人たちは徒歩圏内は歩くのが当たり前だという意識が強いようです。

全体的に、オランダの各都市は観光地が集中した小さな街だから観光するには大変便利で、それに治安もとても良い印象でした。また、オランダの人々は皆さん親切で、ホテルもレストランもタクシーもどこでも笑顔で対応してくれました。

1264478218_img209-1パネクック

1264478218_img209-2クロケット

1264478218_img210街の様子