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スポーツの祭典/父のフルマラソン出場の思い出 

2010-02-14

昨日バンクーバーオリンピックが開幕し、開会式の模様をテレビで見ました。メイン会場に集まった5万人の観客の着衣は白色で統一され、カナダの雄大な自然をテーマにショーが繰り広げられて幻想的でとても感動的でした。

一方、長崎県では「第59回郡市対抗県下一周駅伝」が12日から3日間かけて開催されています。昨日2日目は、平戸から小浜までのコースを13区でつなぎ、県下の11チームが競い合います。選手たちは午後3時過ぎに愛野展望台前の国道を通過、私も美術館の駐車場から応援しました。冷え切った空気の中を選手たちは汗びっしょり一生懸命にあっという間に走り去っていきました。

父も走ることが好きでよく地元のマラソン大会などに出場していましたが、7年前にはスポーツクラブの仲間と一緒に鹿児島の「いぶすき菜の花マラソン」に55歳で初チャレンジしました。この大会は、国内で行われる年の初めのマラソン大会で、黄色い菜の花が咲き誇る指宿市内や池田湖を大きく一周するコースです。父はスタートから中間地点まではどうにか走ることができたが、その後は走ろうとする気持ちはあっても股関節が痛み思うように足が動かなくなって、それでもとにかく前へ休まず歩いたそうです。応援に行った母はゴールのグラウンドで待ちますが、仲間がゴールしてきても父の姿が見えず、どこかに倒れていないかとか心配したそうです。午後3時過ぎになってようやくゴール地点に父の姿が見えた時は、感動して思わず涙が出てきたと話していました。

愛野に引っ越してしばらく運動から遠退いていた父ですが、今年に入ってからは時間を見つけては5km強ほどを走っています。

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