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還暦旅行-(2)

2010-03-25

早起きした2人は、萩市の山口県立萩美術館・浦上記念館へ向かいました。展示中の「浮世絵展示 月岡芳年 月百姿3」と「東洋陶磁展示 白いやきもの」を鑑賞です。芳年の晩年の代表作「月百姿」は全100枚中の34点の展示作品を、中国で誕生した白磁は元時代の景徳鎮窯作品をよーくみたとの電話報告が昼前、母よりありました。萩浦上記念館の前には、香月泰男美術館にも寄る予定でしたが、現在改装中とのネット情報で次の楽しみとしています。

その後、ナビを付けている車にもかかわらず若干道を迷いながら秋吉台を駆け抜け、美祢ICから高速道に乗り、壇の浦SAで一休みして佐賀・嬉野の肥前夢街道へ。ここでは、小﨑侃先生制作の「不動明王」の写真を撮ることが目的です。と言うのも、今月末から当美術館で開催する侃先生の特別作品展で、不動明王の原型(石膏製)を展示するのに合わせて、実物の実際の設置場所を紹介する計画からです。幸い、天気に恵まれて良い写真が撮れました。それから、やはり嬉野温泉のホテルの父の友人を訪ねて小1時間ほど歓談してからの帰宅でした。

往復走行6百数十キロの一人での運転、還暦を二つしか過ぎていない父にも今回はちょっとハードだったようです。が、夕食後には元気を取り戻し、次はどこへ行けるかな、などと母と話しています。ハッピーでお疲れ様でした。

1269477618_CIMG8715-1萩美術館の前で

1269477618_CIMG8722-1小﨑侃先生制作の「不動明王」(肥前夢街道)