山本美術館 > ブログ > ユンディ・リ ピアノリサイタル

ユンディ・リ ピアノリサイタル

2010-04-11

昨日10日、アルカスSASEBOで開かれた「ショパン生誕200周年記念 ショパンイヤー スペシャル ユンディ・リ ピアノリサイタル」へ、妹と仲良く出かけました。 私は初めて、妹は二度目のユンディ・リの生のピアノ演奏を聴けると前々から妹と楽しみにしておりました。

ユンディ・リは、2000年の第14回ショパン国際コンクールにおいて史上最年少の18歳で第1位優勝という快挙を成し遂げ、その後も、中国人ピアニストでは初めて小澤征爾と共演するなど世界的な活躍を続けています。 今年は、ショパン生誕200年目のショパンイヤーにあたり、彼が尊敬するショパンを中心に集中して演奏すると、日本全国12回のユンディ・リによるオール・ショパン・プログラムのリサイタル・ツアーが開催中です。

17時いよいよ開演、プログラムは「ノクターン」からの始まりです。中でも私も子供の頃に何度も練習した「変ホ長調Op.9-2」は、とてもロマンチックで優雅でした。 そして、マズルカ、ピアノソナタなどが続き、ショパンの調べの2時間に及ぶ演奏のフィナーレは「ポロネーズ英雄」で最高潮の盛り上がりを見せました。 熱い聴衆のアンコールに応えて、締めくくりは中国民謡の「サンフラワー」の演奏でした。

彼の奏でるピアノの音色は優しく心地よく、格調高く品があり音楽の中に物語が見えてくる感じです。 甘いマスクの28歳の青年といった雰囲気の彼ですが、万人を包み込むようなスケール感と豊かな表現力に酔いしれました。

彼の最新作のCD「ショパン:ノクターン全集」も購入しました。 早速、今日から喫茶ルーム「アートサロンK」で流して楽しんでおります。

それと、今は飾り物と化している我が家のピアノに久々に触れてみようと思っているところです。

1270968334_img272

1270968334_img270「ユンディ・リ ショパン:ノクターン全集」 CDジャケット