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「山口修&純子コンサート」

2010-04-24

昨夜は、長崎市内チトセピアホールで開催された「山口修&純子コンサート」に出かけました。

第1部は修さんのギターとゲストのピアニスト・後藤美樹さんの二重奏を楽しみました。スペイン音楽を主としての演奏でしたが、中でもロドリコの「ある貴紳の為の幻想曲」は修さんの華麗な指さばきから繰り出されるギターの音色に吸い込まれるように聞き惚れました。

第2部は修さんと奥様でソプラノ歌手の純子さんの登場です。今年はシューベルトの楽曲を多くセレクトし演奏しているとのお話しです。演奏曲の中でも特に「セレナーデ」は切なさや愛おしさなどが感じられ、私の心の中深く鳴り響きました。楽しいプログラムの締めくくりは、サラ・ブライトマンが歌い有名になったサルトリの「Time to say good-by」です。そして、会場の熱烈なアンコールに応えて、まずは修さんの独奏による「アルハンブラの思い出」、続いて修・純子ご夫妻による加藤登紀子の「あなたに捧げる歌」でコンサートは幕を閉じました。

聞く者を和ませる話術も素敵な修さんがMCの中で、今年は「クラシックギターに触れる年」と副題をつけて演奏や指導に勤しんでいると話され、「いい音楽に触れると心が柔らかく、優しく、そして豊かになる。聴くのもいいけど是非演奏もして欲しい」とのメッセージでした。 今回もクラシック音楽を存分に堪能できる内容のコンサートで、修さんのギター演奏の素晴らしさに改めて感動しました。そして、修・純子さんお二人の音楽にかける情熱や思いが伝わってきたとても素敵な夜でした。

当館では今年も、山口修・純子ご夫妻に秋の恒例イベント「あいの丘 秋の名月コンサート2010」(9月25日18:30~予定)に出演していただきます。どうぞお楽しみに。

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