長崎精霊流し
2010-08-16
15日の夜は長崎市内で、全国的に有名な長崎精霊流しを見学しました。
精霊流しとは、長崎県内でお盆の15日に行われる初盆を迎えた故人を弔って西方浄土へ送る仏教行事です。今年の市内では1500隻もの精霊船に乗った故人の霊が送られたそうです。市内のメーンストリートである思案橋~県庁坂~最終地点の大波止へと続く道を、盆提灯や造花などで華やかに飾られた色とりどりの精霊船が故人の家族や友人たちによって爆竹やドラを鳴らしながら引かれていきます。
私は夕刻過ぎに一番の見所である県庁前付近へ出向きましたが、既にたくさんの観光客や見学者でごった返し、あたり一面は爆竹の煙に白く煙り、大量の爆竹の破裂音や鐘の音、威勢のいい掛け声が飛び交っていて、見学にも力が入りました。
霊とか浄土とかの悲壮なイメージとはうらはらに、喧騒の中で行われる長崎の精霊流しは華やかなものでした。
県庁坂下を通る精霊船
大波止交差点付近を通過する精霊船