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長崎「祈りの丘 絵本美術館」

2010-08-18

絵本を美術品として楽しむ美術館として開館された長崎市南山手の丘にある「祈りの丘 絵本美術館」。素敵な洋風ガーデニングのアプローチと洋館に瓦ぶきの洋風建築が南山手一帯の風景に溶け込んでいます。

常設展では女流画家・大道あやの絵本「ねこのごんごん」と「花の歌」の原画や日本画の大作などカラフルな作品が展示されています。また、企画展では絵本作家「長谷川集平」を特集した年間企画「サルコーデ・ナガサキ 第二楽章・夏」が開催中で、長崎県内の風景や人々を素朴なタッチで描いた作品12点が展示してあります。同時に、企画展小フロアでは太田大八の絵本原画展「天女女房」も開かれており、鹿児島に伝わる昔話を題材とした絵本挿絵の柔和で流れるような描線の作品が並んでいました。また、館内一階の童話館では4000点もの様々な絵本、ポストカードやおもちゃなどが揃っていて購入することができます。

こどもだけではなく大人も楽しむことのできる絵本の世界、純粋さや素直さが心の内奥に響いてきて、そしてメルヘンチックな気分になりました。

1282114824_CIMG0256-1祈りの丘 絵本美術館の外観