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茶道の入門

2010-08-26

今、裏千家茶道のお稽古へ通っています。

先生は私が幼稚園の時にお世話になった先生で、かつ、父の小中学校高校時代の同級生でもあり、また当美術館のイベント時などには大変ご協力をいただいている方です。茶道歴40年以上になる先生は、いつも行動的でパワフルですが、稽古時には和服を着て出迎えて下さいます。

先生は稽古日の朝、ご自宅の近辺を散歩しながら可愛らしい野に咲く草花を摘んできたり、庭に咲いた綺麗な花々を茶花として活けています。先日は「酔芙蓉」がメインの茶花、朝方に白色の花びらは夕方になると酔ったようにピンク色に染まるのでこの名前が付いたそうです。

入門したばかりの私は、襖の開け閉めから畳の歩き方、そして薄茶を頂く動作やたてかたのお稽古をしています。こまごまとした動作を繰り返しながら丁寧にお茶をたてていきますが、茶道は身のこなし方全てにおいて無駄の無い動きだと先生は教えてくださいます。

お稽古で日本人の感性や繊細さを感じ、日本の伝統文化を肌で体感しています。

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