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「山形欣哉海洋画展」を終えて

2010-08-30

当美術館開館5年目の特別企画展第4弾として7月から8月にかけて開催した「山形欣哉海洋画展」が、昨日で幕を閉じました。

猛暑の影響もあってか、当初こちらで予想した来館者数よりは少なかったものの、それでも期間中200名を超える方に鑑賞していただきました。中でも、山形欣哉先生著書の「歴史の海を走る-中国造船技術の航跡-」を片手に、「山形先生のファンですが、図面や模型などは展示されていないのですか」とお尋ねになられた長崎市内から足を運んでくださった年配のご夫婦、作品の一点一点を食い入るように見ながら「よく描かれていますね、船が実際に動いて走っているようです。これらの絵は販売されないのですか」と感心されお聞きになった中年の男性、作品「順風相送」の唐船の帆船絵を見ながら「こんな船に乗ってみたい」とお母さんに話しかけていた小学生の男の子、などの来館者の言葉が印象に残っています。

ご協力頂いた方々に感謝して、また何時の日か、機会をみて山形欣哉作品展を実施したいと思っています。