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脇山順子先生を祝う会

2010-09-11

今日お昼、長崎市内のホテルで「脇山順子さんの内閣総理大臣表彰と本の出版を祝う会」があり、父と出席しました。

元長崎女子短期大学教授で長崎料理研究家の脇山順子先生は、長期にわたり食育学の研究に携わられる一方、長崎県男女共同参画審議会会長としても活躍され、今年「男女共同参画社会づくり功労者内閣総理大臣表彰」を受賞されました。

先生は教職であったお父様お母様から受けた教えの中で、毎日の「食」がいかに大切かを学び、夫婦家族が長生きする食事を、家族が円満になる食卓をと食文化の研究を進められ、現在の悪化しがちな食生活の問題改善の普及に尽力されています。

私は順子先生とは初対面でしたが、先生から「テレビで拝見してます、頑張っておられてすごいですね」と、初めてお会いするとは思えないほどの親しみを持って話しかけていただき、先生独特の優しい語り口調に幸せな気分になり緊張が解けて、思わず笑みがこぼれました。出席者の方々も「先生は長崎のおかあさんといった雰囲気で、周りの皆を優しく包み込んでしまう人です」と話されていました。

順子先生のご主人の信雄先生は、父の勤務する大学の経済学の教授として教鞭を執られる傍ら、一時期、総務課長や事務長なども兼務されており、父は先生の在職中そして今も公私ともに大変お世話になっています。今回、久しぶりに先生ご夫妻とお会いすることができて父はとても満足そうにしていました。

先生ご夫妻は「お互いの人権を尊重しあいながら、社会に寄与できる、楽しく温かい家庭を築く」ことを結婚の誓いにして、共に支えあいながら多大な社会貢献をされてきて今年で50年、おめでたい金婚式も迎えられています。

記念品としていただいた書籍「かあさんのレシピ 長崎スローフード食卓」には、「食は命なり 心は味にあり」とサインしてあります。 今日は、私たちの毎日の生活に欠かせない食事の大切さと家族の絆をより強く感じました。

1284198389_CIMG0416-1脇山信雄先生、順子先生に囲まれて

1284198389_img466脇山先生著書「かあさんのレシピ」(発行:長崎文献社)