お花の稽古
2010-10-01
夜は、始めて間もない華道「池坊」の稽古日でした。
今回は、古典スタイルの「立花」と盛り花の「自由花」の稽古で、「立花」ではストレリチア、「自由花」は白色のトルコ桔梗とピンクのガーベラなどを用いて活けました。先生から実技指導を受けながら「いけばな」の歴史や様式、用語についての説明も学びます。
歴史が最も古い日本の華道家元「池坊」は、室町時代中期に立花の名手であった池坊専慶から始まり、室町後期に池坊専応が現在に伝わる花伝書「池坊専応口伝」を著して「いけばな」の理念を確立しました。それは、従来の挿花のように単に美しい花を観賞するだけではなく、四季の移り変わりや草木の生命の大切さを説き、花を活けることによって悟りへ至ることができるいけばなの成立となったそうです。
室内に一輪の生花があるだけで心が和み、日々の暮らしを豊かに感じるものです。今、日本の「美」と「和」の精神を学び始めたところです。
ストレリチアの「立花」
トルコ桔梗とガーベラの「自由花」