石橋美術館へ
2010-10-25
先日、かねてから心待ちにしていた福岡県久留米市にある石橋美術館へ出かけました。
石橋文化センター内にある美術館は、株式会社ブリヂストンの創業者・石橋正二郎のコレクションを一般に公開したもので、日本近代洋画を代表する青木繁・坂本繁二郎・藤島武二などの作品で有名です。そして美術館の正面庭園には様々な種類の薔薇が咲き誇り、その日本庭園には滝や池があり心和む美術館です。
現在、「10のとびらー絵からひろがる世界」(~2011/3/13まで)を開催中で、10の部屋に分けられた展示スペースではメインとなる作品とともに約130点の石橋コレクションが展示されてありました。青木繁の「海の幸」、坂本繁二郎の「放牧三馬」、藤島武二の「天平の面影」、それから黒田清輝や佐伯祐三などの作品、酒井抱一や円山応挙の襖絵などを鑑賞することができて、念願を果たしました。
ちょうど良い広さの展示スペースにゆったりとした展示方法の中で鑑賞する美術の逸品、それに庭園の美しさが重なって、観る者に優しさと和みを感じさせる美術館でした。
石橋美術館の正面庭園
石橋美術館の日本庭園