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お正月用「生け花」

2010-12-28

今日は、今年最後のお花の稽古日でした。

池坊華道では生花のことを「お生花(しょうか)」と言いますが、立花を簡略化した小花(しょうか)であるとして「しょうか」と呼ぶそうです。

今日のお花はお正月用にと「松と千両」の二種活けで、「落とし」に梅を使用しました。真・副・躰の基本を頭に浮かべ、お花や葉の生え方や向きでどの枝(茎)を夫々の箇所に使うかを考え、長さを調整して切り落としていきます。松は「ヤニ」が強くベタベタするので、軍手をはめての生け花です。一方で、手の温もりで枝先を恰好よくしならせていきます。「体力と繊細さが必要よ」と先生が笑いながら言われます。また、千両は実が上を向いているので縁起が良く、池坊ではお正月の目出度い花としてよく用いられるそうです。

華道のお稽古を始めて数ヶ月、初めて自宅の床の間に飾らせてもらえました。

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