石山義秀油彩画展
2011-01-05
長崎大丸で開催されている「新春『石山義秀油彩画と新作版画展』」 (1/2~1/5まで)を鑑賞しました。
石山義秀(1953~)さんは熊本県天草市の出身で、8年間のフランス留学で培われた穏やかでのびのびとした作風で九州の自然を主題に風景画を制作されています。私の住んでいる身近なところでは、雲仙市役所のロビーに高さ7m近くあるフレスコ画「吾妻緑光」が掲げてあります。これは、1989年に雲仙市吾妻町新庁舎(現・雲仙市役所)の完成にあわせ制作されたものです。
今回の展覧会では初公開作品を含めた油彩画13点、ジークレー8点などが展示即売されていました。富士山や棚田を描いた風景画は写実的で色彩は美しく澄んでいます。また、木の実や花々を描いた小作品は派手さはないものの、私たちが普段見落としがちな植物の小さな命が丁寧に描きこんであり、石山さんの描く対象を大切にする気持ちや視点などが伝わってきました。
「富岳礼賛」油彩画
「棚田朝光」油彩画
「サクラ」
「マテバシイ」