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葛飾北斎展について

2011-01-09

新年から始まった「葛飾北斎展」(~2/27)。

今回は北斎の数ある浮世絵作品の中から天保4~ 5(1833~1834)年の、北斎が74歳から75歳にかけて制作したと言われる「諸国名橋奇覧」シリーズを中心とした展示をしています。

「諸国名橋奇覧」は全国の珍しい橋を画題とした全11図の名所絵揃物です。描かれた橋の多くは実在しますが、伝説上の橋も含まれています。まるでサーカスが綱渡りをしているような「飛越の堺つりはし」や、空高く雲の上に顔を出している山頂に架かる橋を描いた「足利行道山くものかけはし」など、神秘的かつ奇想的な作品の数々です。

北斎の世界を堪能ください。

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