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姉手作りの「六兵衛」

2011-01-23

私の住む島原半島の郷土料理に「六兵衛(ろくべえ)」と呼ばれる麺料理があります。料理の存在は知っていても食べる機会は滅多になく、我が家で食べた記憶はありません。また、長崎県内では島原から地理的に一番遠く離れた対馬地方にも同名の料理があり、どちらの六兵衛もさつま芋を原料としますが作る工程に多少の違いがあるそうです。2つの地域になぜ同じ名前の類似した郷土料理が存在するのかは不明とのことですが、江戸時代からの保存食として今日に伝わっています。

今日の昼食に、姉手作りの「対馬の六兵衛」を家族でいただきました。姉は仕事の関係で5年間対馬に住んでいたので対馬の郷土料理や特産品などに詳しく、長崎市に住む今でも対馬特産の椎茸、濃厚な蜂蜜や鰤などの美味しい食材を直送してもらっていて、実家にも色々と分けてくれます。昨年の暮れには姉から対馬仕込みの手作り六兵衛を貰っていたので、年末から実家に帰っていた妹と赤ちゃんが佐世保の自宅に戻る本日、皆で食べることになりました。

六兵衛は先人の知恵と工夫が詰ったもちもちとして素朴なお味でした。

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